【マルタ】妊娠から出産までの記録・2025年①

Last Updated on 2026年10月12日 by maltavita

2019年よりヨーロッパ・マルタ島で暮らしていますが、2025年に長女を出産しました。はじめての出産でただでさえわからないことだらけな上に、日本人が海外で出産する際の情報はオンライン上ではとても少なかったです。そんな中見つけた体験談はとても貴重だったので、私自身の妊娠から出産までの記録も残したいと思います。その都度、日記として書き留めていたものをまとめているので、出産から少し時間は経っていますが、情報自体は正確かと思います。

なお、私自身はマルタでフルタイムの仕事をしており、Work Permitという就労ビザで滞在しています。ベルギー人のパートナーとは未婚のまま出産をしたため、また出産後の手続きや育児に関してなども後日書きたいと考えています。

(6週目)妊娠検査薬

妊娠しているかも?と思った時は、実はベルギーとスペインを2週間ほど旅行している最中でした。そのため、実際に検査できたのはマルタに帰国後の6週目に入ってからでした。彼の実家も含めた休暇で、お酒で乾杯することも多かったのため、もし妊娠していたら大丈夫かなとドキドキしながら過ごしていたのを覚えています。

マルタに戻ってから、まずは近所の薬局でClear Blueという検査薬を購入して、自宅で検査しました。普段生理が遅れることがないのに、2週間以上も過ぎていたこと、おしるしのようなものもあり、絶対そうだろうとは思いましたが、結果はやはり妊娠していました。

彼にもその場で報告して、二人で喜びましたが、この時は初期段階でまだ病院に行く前でもあったので、喜びと不安が入り混じる心境でした。

(6週目)Saint James Hospital へ行く

検査で陽性が出た2日後に彼と一緒にプライベートの病院、スリーマにあるSaint James Hospitalへ行きました。過去に婦人科の検査や診察で診てもらったことのある女性ドクターがいたので、まずはそちらで診てもらうことにしました。有料で €105(病院代 €30+コンサルテーション代 €75)かかりますが、予約も診察もスムーズなのと、初めは知っているドクターの方が安心かと思いこちらにしました。

診察では問診があった後に、スティックのエコーで診てもらったところ、赤ちゃんの姿が確認できました!大きさは1.18cmと表示されているのに、すでに人間の形をしていて心臓の動きも確認できたのには驚きました。今のところ順調と聞いて、改めて妊娠の実感と喜びを感じた日でした。

ビタミンと葉酸が含まれるサプリを摂るようとのことで、帰りにPharmacyで購入しました。この二つは出産後もしばらく飲み続けました。

(9週目)Saint James Hospital へ行く

2回目の検診。前回の診察の際に、次回は3〜4週間後に来てくださいとのことだったので、今回も同じSaint James Hospital へ行きました。その間はまだ誰にも話していないですし、ちゃんと育っているのかなとドキドキ過ごしていたことを覚えています。

今回も彼と一緒に病院へ行き、スティックのエコーで確認してもらいました。3.2cmと前回の2倍近くの大きさに育っていました。さらに人間らしい形になっていて驚き。心臓の音もしっかり確認できて、ドクターからも順調という言葉を聞けて一安心でした。

次回は国立のMater Dei病院へ行く必要があるからと、担当ドクターが予約登録をしてくれました。だいたい4週間後位に行くことになるはずだから、自宅に手紙が届くのを待っていてとのことでした。

(13週目)Saint James Hospital へ行く

3回目の検診。この時期はまだ4週間に一回の検診で良いそうですが、とても長く感じられました。今回はお腹の上にジェルを塗って見るタイプのエコーでした。画像で見ると、より大きく赤ちゃんらしい姿になっていて、踊っているように身体や手を動かしていて可愛かったです。彼も一緒に検診に来てくれていたので、とても嬉しそうでした。すべて順調とのことで、一安心しました。

病院で体重計を見かけたので測ったもらいました。妊娠前にしばらく体重を測っていなかったので正確な体重がわからないのですが、おそらくすでに3kg位体重が増えています。

お腹も少しずつ大きくなってきたので、妊娠13週目から妊娠線予防のオイルを塗り始めました。マルタのオーガニックショップで購入したもので、WELEDA(ヴェレダ) マザーズ ボディオイルです。使用する量によるかもしれませんが、私は出産まで毎日塗ってちょうどこの一本がなくなるくらいでした。(お陰様で?妊娠線はできませんでした。)

家族へ伝えるのは16週まで待った方が良いとのアドバイスを見かけますが、私の場合、偶然にも妹が一昨年出産しているため、妊娠や出産について相談したいことがたくさんあったこと、両親にもマルタで出産するべきか、日本での出産を考えた方が良いのかなども相談したく、妊娠10週目に伝えました。

家族は皆んな驚いていましたが、とても喜んでくれました。まずは、マルタか日本か、ベルギーもありなのか決めるのが優先事項だねと、日本の実家周辺の産院については、母が連絡して情報収集してくれることになりました。

出産する国を決める

結果的にマルタで出産することにしたのは、いくつか理由がありました。

まずベルギーは彼の実家はフランス語圏なので、言葉が通じない可能性がある。彼が通訳してくれると言っても、万が一不在の時に何かあったりしたら、フランス語で医療用語などやり取りする自信はありません。さらには私はマルタで仕事をしていて居住権もマルタなので、ベルギーに完全に移住したりしない限りは医療費は実費でかかるはず。そのため、ベルギーは却下となりました。

日本での里帰り出産については、しばらく悩みました。出産の少し前から実家に帰って、産後も両親に家事や赤ちゃんのお世話を手伝ってもらいながら、久しぶりの日本滞在を楽しむのは良いかもしれない。さらには日本の産院の方が日本語が通じて安心だし、お祝膳などサービスも良いと聞くので良いなとそんな理由で考えていました。ただ、産院を調べると、無痛分娩などができる産院は限られているようで、この時点ですでに予定日頃まで予約がいっぱいのところが多かったです。予約できたとしても、追加で費用がかかる上に、週末に出産となれば麻酔医が不在で無痛にできない可能性もある。無痛分娩にすると決めていたわけではありませんが、この時点で選択肢がなくなるのは少し不安に思いました。

あとは、パートナーがマルタで仕事をしているので、ほぼリモートでできると言っても何ヶ月も日本に来てさらには私の実家に滞在するわけにはいかない。新生児の貴重な時期に家族で過ごすことができなくなる。さらには何かあった時に、彼は日本語がわからないので、何が起こっているか状況理解できない可能性がある。そんな理由で、日本での出産は却下となりました。

マルタは、私とパートナーにとっての中間地点。私も彼も住み慣れていること、英語で対応してもらえる、出産費用が麻酔等も含めて無料(これも大きかったです!)というのもあり、マルタで出産する覚悟を決めました。

6週目に初めて診察に行った時に、ドクターから染色体検査、主にNIPT検査についての案内がありました。費用は約€500とのこと。検査をする場合は、妊娠10週〜15週頃に受けることを推奨されているそうです。

他にもコンバインド検査等があるけど、異常があるかどうか確率が出るだけで、正確な結果は出ないからあまりお勧めではない。検査するならNIPTが良いとのことでした。

私は出産時の年齢が41歳なので、日本だとおそらく検査した方が良いと言われたでしょう。マルタ在住の日本人ママたちも検査を受けている人は多かったと思いますが、最初に案内を受けてから彼と一緒にしばらく迷いました。

母親が41歳の場合に異常が確認される確率は80分の1。万が一異常があったらどうするのか。まず、マルタでは中絶は認められないので、その場合は他の国へ行く必要があります。悩んでもなかなか答えは出ないですね。

そのことをドクターに伝えたところ、もちろんどうした方が良いという答えはくれませんが、彼女はわりとポジティブな人なので、80人中79人の赤ちゃんは元気に産まれてくるという考えからもあるよと言ってくれました。そんな話も聞いて、私たちは検査は受けないことにしました。

もちろん色んな考え方があり、どちらが正しいとも言えないので、あくまで参考までにしていただければと思います。

(17週目)Mater Deiへ行く

9週目の時にMater Dei病院の予約をしてもらい13週目位に行くことになると聞いていたのに、待っても待っても連絡は来ず。St Jamesの担当医にプッシュしてもらったり、自分でMater Deiに電話してみてようやくこの日のアポとなりました。自宅に郵送でAppointment Letterが届きます。

午前8:15の予約でした。彼と一緒に病院へ行きましたが、とても広い病院で受付で道順を聞いたにも関わらず迷ってしまいました。ようやく産婦人科に辿り着き、チェックインをしようとしたら、噂に聞いていた通り、まずはBillingセクションへ行くように言われました。私の場合、マルタで就労しているため、前年度のFS3+過去2ヶ月分の給与明細を指定のメールアドレスに送るように言われました。事前に噂を聞いていたため、給与明細はすべてフォルダにまとめて保存していたので、スムーズに出せたのはよかったです。おそらく知らずに来て、会社に問い合わせしたりして書類を探す人がたくさん周りにいました。予約のレターには記載がなかったですが、念のため準備をしておくことをお勧めします。

噂では数時間待ちのこともよくあると聞いていましたが、受付が終わってからの対応は思ったより早かったのでラッキーでした。ブルーカード(母子手帳のようなもの)をまだ持っていないことを伝えると、その登録からスタートしました。若いMidwife(助産師)二人が対応してくれ、連絡先、過去の病歴、家族のことなどを質問され、書類を作成してくれました。体重も測ってくれましたが、さらに1kgほど増えていました。

そのまま別の部屋に連れて行かれて、検査かと思ったら、突然ドクターの検診でした。私の担当はMark Cordina先生でした。会社のマルタ人上司や友人何人かもこの先生が担当医だったようで、マルタで有名な先生らしいです。

早速エコーで検診。4週間前よりもだいぶ成長しているようでした。13.7cm、250gと平均より大きめとのこと。

前回の検診から4週間も経つと、赤ちゃんが元気にしているかもわからなくて、ここ数日少し不安でしたが、画像でしっかり様子を見られるのは嬉しいです。今のところすべて順調で、特に問題ないと聞いて安心しました。

さらに性別を知りたいか聞かれて、あまり深く考えずに知りたいと伝えると、その場でエコーで確認してくれました。女の子ということがわかりました!女の子と言われた場合、生まれてみたら男の子だったなんてこともあると聞きますが、噂によると、Mark先生が断言したなら性別は間違いないと評判だそうです笑

この検診の前まで、なぜかお腹の出方からして男の子じゃない?と言われることが多かったので、予想外のような気にもなりましたが、性別はどちらでも良いなと思っていたので、とにかく元気に育っていることがわかってよかったです。

日本の家族にも報告しましたが、すでに甥っ子がいるため、女の子だと両方楽しめるから嬉しい!と皆んな喜んでいました。

(18週目)シチリア滞在・胎動感じ始める

妊娠中に旅行をするのは心配にもなりますが、パートナーの家がシチリアにあり、もう何十回と渡航している場所なので、今回は2週間ほど滞在しに行きました。シチリアにはフェリーで行くため、気圧の変化などもなく、特に体調も問題なく移動できました。シチリアではよく食べてよく寝て、のんびり過ごしました。夏以外はほぼ貸切状態のロングビーチは、妊娠中のお散歩にもぴったりでした。体重もさらに増えたような。シチリアへ行ってから、内臓がポコポコ動いているような、胎動と思われる動きを感じるようになってきました。

(21週目)Gzira Health Centreへ行く

今回はGzira Health Centreでの検診でした。Mater Deiとは連携しているので、これから34週目まではGziraの病院で検診があり、35週目以降はMater Deiに行くことになると説明がありました。

午前8:00の予約でしたが、とりあえず30分位経ってから、ドクターはまだ病院に来ていないから到着しだい順番に呼びますと案内がありました。マルタではよくあること、これくらいでは驚きません。笑

しかも、同じ時間帯にアポがある人が何人も待っていて、診察してもらうのは先着順で自己申告です。

最初にMidwifeからブルーカードの確認や説明がありました。血圧チェック、体重も測ってくれましたが、スニーカー履いたままでいいよとのことで、かなり適当ですが前回より2kg位増えていました。

尿検査は、まさかの自宅で採尿して、薬局で購入したボトルに入れて持参するスタイルです。病院でボトルを開けるように言われて、Midwifeが検査スティックを入れてチェックします。そのあとはお持ち帰り。毎回尿持ってきて欲しいから、洗って使い回すといいよとのことです。笑

その後、ドクターとの検診がありました。初めて診てもらう男性のドクターです。前回Mater Deiで行った血液検査の結果を見て、ブルーカードに記載。特に問題なしとのこと。

Gziraにはウルトラサウンドのエコーがないので、エコーっぽいのをお腹にあてるけど、心音のみ確認するスタイルのよう。スピーカー付になっていて、画像は見えませんが、心音は私にも聞こえるようになっています。すごく一瞬でしたが、All goodと言われて終わりました。エコーの画像が見れないのは何だか寂しいですが、特に問題がないのはよかったです。

(23週目)Mater Deiへ行く・Anomaly Scan

元々24週目に予約が入っていましたが、先週になって突然アポ変更のレターが届き、23週目での予約となりました。

Anomaly Scanとは私も初めて聞きましたが、赤ちゃんの発育具合に問題がないか、身体や臓器も含めて精密に検査をするとのことでした。突然アポを変更されたので、彼は予定があり一緒に来れず、一人で少し不安な気持ちで向かいました。

今回は若い女性のドクターで、おそらくエコー技師のような人でした。今日はドクターとの検診はなしでした。

アポの時間から1時間ほど待って検査へ。30分位かけて、身体の各部位や臓器を一つずつチェックして撮影。顔や手足はわかるけど、見てもわからない部分もたくさん。

今回も女の子で間違いなし、体重は710gで平均より少し大きめとのこと。炭水化物を減らしたり、食べるものを気をつけるように言われた。マルタで言われるとは、よっぽど大きいのか?笑

とにかく特に問題なしと聞いて安心しました。約6週間ぶりに赤ちゃんの姿が見られて嬉しかったです。

(25週目)Gzira Health Centreへ行く

前回と同じく、Midwifeが血圧、尿検査、体重をチェックしてから、ドクターとの検診でした。体重は、今回もまたスニーカーを履いたままでしたが、4週間前よりも2kgちょっと増えていました。マルタでは体重の増加は全く厳しくないので、順調に増えてるねと褒められました。

ドクターは前回のAnomaly Scanの結果をブルーカードに書き写して、赤ちゃんの心音をチェック。特に問題なしと、あっという間の検診でした。

(25〜28週目)シチリア滞在

出産前には最後のシチリア滞在です。今回もビーチを散歩したり、ゆっくり過ごしました。毎年この時期にご近所さんとトマトソース作りをしますが、今年はお腹も大きいし思うように動けませんが、トマトを洗ったりできる作業だけお手伝い。好きなことができて気分転換になりました。マルタよりシチリアの方が大型のベビーショップなどもあり、値段も安い可能性もあるので、どのベビーカーにするか下見しに行ったりもしました。シチリア人のご近所さんが手作りのブランケットやシーツをプレゼントしてくれたりもして嬉しかったです。初めてのベビー服も購入して、いよいよ出産が近づいて来ているなという気持ちになりました。

妊娠後期以降

十月十日のことで思った以上に長くなって来たので、次回の記事で妊娠後期以降の検診等について書きたいと思います。