【マルタ】妊娠から出産までの記録・2025年③
Last Updated on 2026年10月15日 by maltavita
マルタで海外出産・入院から出産と退院までについて
目次
- 1 マルタで海外出産・入院から出産と退院までについて
- 2 ついに入院!誘発分娩から出産に至るまで
- 3 (39週3日目)入院して誘発分娩へ
- 4 (39週4日目)分娩室に移動して、出産へ
- 5 促進剤の投入、いよいよ赤ちゃんとの対面!
- 6 出産を終えて、病室への移動まで
- 7 会陰切開について
- 8 Skin to Skin(カンガルーケア)
- 9 分娩室から病室へ移動
- 10 マルタでは3種類から選べる!麻酔の種類について
- 11 産後の入院期間について
- 12 (入院1日目)産後の入院が開始
- 13 (入院2日目)
- 14 (入院3日目)
- 15 (入院4日目)
- 16 退院後の流れについて
- 17 (生後5日目)Breastfeeding Clinic(授乳クリニック)へ行く
- 18 (生後6日目)Midwifeが自宅訪問
- 19 ホスピタルバッグについて
- 20 妊娠から出産までの記録まとめ
2019年よりヨーロッパ・マルタ島で暮らしていますが、2025年に長女を出産しました。はじめての出産でただでさえわからないことだらけな上に、日本人が海外で出産する際の情報はオンライン上ではとても少なかったです。そんな中見つけた体験談はとても貴重だったので、私自身の妊娠から出産までの記録も残したいと思います。その都度、日記として書き留めていたものをまとめているので、出産から少し時間は経っていますが、情報自体は正確かと思います。
記録①では、妊娠発覚から妊娠初期と中期の検診について、記録②では妊娠後期と臨月について紹介させていただきました。
こちらの記事③では、入院〜出産と退院までについて書きたいと思います。
ついに入院!誘発分娩から出産に至るまで

(39週3日目)入院して誘発分娩へ
赤ちゃんはなかなかマイペースなようで、まだ産まれる気配がなく、事前に予約をしていたこの日にMater Dei病院に入院することとなりました。
11:00:Green Wardに入院して、血圧測定、血液検査、問診がありましたが、すぐに誘発分娩となりました。待っているのが退屈で、パートナーと二人で病院内を散歩したり、カフェに行ったりしていました。
15:30:ようやくドクターの診察があり、赤ちゃんは前回より下がってきているけど、まだ子宮口は1cm位しか開いていないと、誘発ジェルを打ってくれました。日本では点滴のようですが、マルタではこのプロスティンジェルというのを子宮口に直接打ちます。1時間ほど安静にして、その後は赤ちゃんの心拍数をモニターするとのことで、1時間近く椅子に座っていました。胎動があればボタンを押すように言われましたが、最初モニターのベルトに驚いたのか、かなり動いていました。
17:00:病院の夕食が出てきましたが、噂で聞いていた通り、やっぱり味が薄くて微妙でした。。出産前だからか?初日が一番残念だったような気がしますが、味のないパスタがお好み焼きみたいになったものでした。病院の近くにスーパーなどもあるので、パートナーにフルーツなど追加で買ってきてもらいました。

20:00:この時間までに分娩が始まらないと、パートナーは一度帰宅しないといけないとのこと。今のところ陣痛などないので、一度帰宅して、少し休んでもらうことになりました。
22:30:21:30頃にまたドクターが診察に来るとのことでしたが、結局一時間過ぎてから来ました。また初めての女性ドクター。まだ子宮口は1〜2cmしか開いていないけど、柔らかくなってきているから少しは進行はしてると。2回目のプロスティンジェルを投入。その前に内診グリグリのように、すごく強くかき混ぜられたような感じ。
23:00:すでに強い生理痛のような痛みがきた。
23:30:赤ちゃんの心拍数をモニターするとのことで、その前に痛みに耐えながらシャワーを浴びて、向かおうとするとバスルームで破水した。先ほどの内診グリグリの影響で破れた気がする。。とりあえずPanadolの点滴をしてくれたけど、効いている気がしない。分娩室があるLabor Wardに行かないと、それ以上の麻酔は打てないとのこと。それなら最短で行きたいと伝える。今の痛みは10段階中でどれくらい?と聞かれ、痛みに慣れていない私はすでに7/10くらいだと伝えると、まだ子宮口1〜2cmでそれなら、初産でまだまだ時間かかるだろうし麻酔ないと厳しいんじゃないか?とMidwifeに言われる。。
(39週4日目)分娩室に移動して、出産へ
00:30:麻酔を打つかどうかは、種類も含めて痛みの程度によって決めようと考えていましたが、この初期の段階ですでに無痛の麻酔(Epidural)してもらうことを即決して、分娩室への移動することに。(この日は分娩室が混み合ってはいなかったようで、すぐに移動できてラッキーでした。)
パートナーにも連絡。帰宅してから数時間しか経っていないのに、こんなに早く進んでることに驚いていました。まだまだだと思い病室にHospital Bag含む荷物を広げていたので、片付けて別の塔まで歩いて移動するのが辛過ぎました。
01:00:パートナー到着。麻酔医も来ていて、Epiduralを打ってもらう。背骨に管を入れるのが辛いと効いていたけど、ヨガのお陰か背中を丸めるのは得意なので、すごく打ちやすいと褒められる。下半身の感覚がなくなるから、トイレも行けないので、尿を出すための管を入れないといけなくてこれが痛かったという話も聞いたけど、これは全く痛みなし。むしろ毎回トイレ行くのに動かなくて良かったし、出す感覚がなくても勝手に尿が出ていくので便利だと思いました。笑
個人差があるようですが、私の場合、Epiduralの効果が瞬時にあり、5分後位にはさっきまでの痛みはなくなり、本当に助かったという気持ちになりました。
02:30:この頃は痛みもなくうとうとしながら分娩台で休んでいると、Midwifeが様子を見にくる。子宮口4cm位まで開き、良い感じだとのこと。
06:30:再度Midwifeが様子を見にくる。子宮口8cm位まで開いているからもうすぐ産まれるかもと。痛みはないけど、心拍モニターを見ると、定期的に陣痛の波がやってきている。麻酔がなかったら、この間かなり痛いんだろうなと想像するだけで恐ろしい。。
08:00:子宮口ほぼ全開。Epiduralの麻酔の袋がほぼ空っぽになっているのに気づき、追加してほしいと頼むが、麻酔の効果が切れないとプッシュできないから、もういらないよと言われる。麻酔が切れるまでしばらく待ってねと、どんな痛みが来るのかと思うと恐ろしすぎる。。
09:00:麻酔がほぼ切れて、足も動かせるようになってきたので、いきんで赤ちゃんの押し出し開始。パートナーも立ち会い分娩なので、そのまま一緒に分娩室にいてくれました。(マルタでは家族やパートナーなど、誰でも自分が選んだ1名が分娩室で立ち会い出産できます。)
日本の分娩台だと、足を押して踏ん張る台がついているイメージなのですが、噂で聞いていた通り、マルタでは普通のベッド。Midwife2人が担当してくれて、仰向け、横向け、膝立ち、順番にいろんな格好になり、陣痛の波が来るたびに3回ずつプッシュするように言われます。息を大きく吸って、止めた状態で押し出すのを繰り返します。
呼吸に集中するとどうも顔に力が入りがちですが、便を出すように、かつ子宮口の方向に押し出すようにと指示されますが、これがなかなか難しかったです。一時間以上繰り返して、頭がすでに見えてきているよと言われても、全く出てくる気がしませんでした。途中でドクター5人位が様子を見にきて、もうすぐだよ、Well Done おめでとう!などと言ってきましたが、こんなに痛くて出る気がしないのに、どこがおめでとうだという気持ちでした。。泣
分娩室の写真を撮っておけばよかったのですが、陣痛が始まってからで私もパートナーも余裕がなく、まともな写真が見つかりません。。笑 日本でイメージする分娩台ではなく、この普通のベッドのまま出産します。

促進剤の投入、いよいよ赤ちゃんとの対面!
プッシュしだしてから2時間を超えると、母子ともに疲れて厳しくなるので、吸引や帝王切開など他の手段が必要になるそうです。1時間半ほど経った時点で陣痛を強くするために、促進剤を投入すると言われました。おそらく日本でも使用されているオキシトシン点滴です。無痛の状態から陣痛を感じるようになって、さらに促進剤で陣痛がキツくなったので痛過ぎて早く出したい気持ちでいっぱいでした。
そこで一人のMidwifeが、どこからか鏡を持ってきて足元に置き、実際に赤ちゃんの頭が見えているのを確認することができました。髪がふさふさの赤ちゃんが待っているよ!と言われて、それがモチベーションになったのか、押す方向もわかりやすくなったようで、これまで以上に頑張ってプッシュできるようになりましたほぼ2時間近くプッシュし続けて、どんどん陣痛がきつくなって、疲労もピークになっていました。
以前、出産は赤ちゃんも頑張っているからお母さんも赤ちゃんをサポートするために頑張るのだと聞いたことを思い出し、もう少し頑張ろうと最後の力を振り絞ったところで、頭が出てきました!そこからは早かったです。あと2回くらいの陣痛に合わせて息を吐き出すことで、肩より下はすぽっと出てきました。頭が出るのにこんなに時間がかかったので、残りの身体が出てくるあまりの速さに驚きました!
4kg近くある大きな女の子が無事に誕生しました!生まれた瞬間に大声の産声も聞こえて元気そう。本当に嬉しくて、一安心しました!
出産を終えて、病室への移動まで

後から聞いた話ですが、赤ちゃんの頭から体がまっすぐな位置になくて、押し出すいきみ方には問題なくても、かなり時間がかかったそうです。その後、胎盤は10分ほどで楽々と出てきました。胎盤を見せてもらいましたが、この中で9ヶ月間、栄養を得たり一人の赤ちゃんが育ったと考えると、人間の身体ってすごいなと改めて思いました。
今回、私は最後まで鏡をキープしてもらったので、産まれる瞬間まで見ることができました。自分の体から一人の赤ちゃんが誕生するところを鏡で見るのは、なかなか壮絶な体験でした。彼も一睡もせずに疲れ切っている中、ずっと横で手を握ったり、身体をさすりながら声をかけながら支えてくれたのが、本当に有り難かったです。ちなみに、彼は産まれる瞬間を前から見るとトラウマになるから見ない方がいいと誰かにアドバイスされて、私の上半身側にいたのですが、鏡のお陰で全部見えてしまい衝撃だったと言っていますが、最後まで一緒に頑張ってくれました。笑
あと、Midwifeはシフト制のようで、夜中に担当してくれた人はとても優しい人だったのですが、麻酔が切れた頃に頑張ってねと帰ってしまいました。いざプッシュする時に登場して担当してくれた人はかなりスパルタ系でした。最初は怖くて少し不安になりましたが、最終的にはあのくらい厳しくプッシュと言ってくれる人の方が私には良かったのかもと、後から思いました。
会陰切開について
出産前に心配していた(なぜか一番恐れていた)会陰切開はせずに済んだ?のですが、赤ちゃんが大きくて内側が避けてしまっていたようで、局所麻酔をして縫うことになりました。壮絶な出産の後だったのと、麻酔があったので全く痛みは感じませんでしたが、出産を含めてかなり出血していたようで、パートナーはかなり心配になったと後から聞きました。後日トイレに行くときなどしばらく痛みが続きましたが、表面ではなく内部だったからか、座るときなどの痛みはまだマシだったかもしれません。
ちなみに、マルタでは円座クッションのようなものがあまり売っていないので、日本のAmazonで購入したものを母に持ってきてもらっていました。産後痛みがなくなった後は、腰痛のあるパートナーが使用しています。笑

Skin to Skin(カンガルーケア)
両親クラスでも聞いていた通り、娘が生まれてすぐに彼と私と順番にSkin to Skin(カンガルーケア)をしました。マルタではとても一般的なようです。実際に生まれたばかりの裸の赤ちゃんを素肌で感じることで、あー本当に無事に生まれてきてくれて良かった!と実感するとともに、この瞬間の喜びと感動は一生忘れないでしょう。
ちなみに両親クラスで習いましたが、産まれた直後でなくてもカンガルーケアをすると、赤ちゃんは安心してよく眠れるようになるそうです。娘が生まれて数ヶ月は時々カンガルーケアをしました。
分娩室から病室へ移動
出産から1時間ほど色んな処置をして、Skin to Skinをしたら、次の分娩があるから、シャワーを浴びたら荷物全部運んで病室に移動してねと言われました。そこで急に気分が悪くなって、嘔吐してしまいましたが、これは麻酔や出血を止める点滴など打った影響だそう。
フラフラになりながら、パートナーの助けを借りて何とかシャワーを浴びて、Green Wardの病室に車椅子で移動しました。ここから36時間の入院の予定です。
マルタでは3種類から選べる!麻酔の種類について
マルタでは分娩時の痛み止めとして、3種類の麻酔から希望に合わせて選ぶことができます。(マルタで仕事をしていて分娩が無料の人は、麻酔も全て無料)
①Entonox:笑気ガス→自分でマスクを当てて吸入するガス。即効性があり、陣痛の激しい痛みの波を和らげる。
②Pethidine:ペチジン(医療用麻薬注射)→太ももや臀部に注射して全身に効く鎮痛剤。痛みが完全に消えるわけではないが、痛みの感覚を鈍らせ、強い眠気やリラックス効果をもたらす。
③Epidural:エピドラル(硬膜外麻酔)→無痛分娩に使用される麻酔。背中にカテーテルを入れ下半身の痛みをほぼ完全にブロックするもの。
※麻酔の強さは、①<②<③
上記の3種類は使用できるタイミングが異なり、そのタイミングによっては全てを使用することも可能だそうです。両親クラスやドクターに説明を受けた時には、麻酔なしでも大丈夫そうならそのまま出産、痛すぎたらまずはペチジン位から始めて、ダメならエピドラルかなど考えていました。ただ、私は痛みにあまりにも弱かったようで最初からエピドラルを使用しました。もちろん効果は人によっても異なると思いますが、私は5分後位に効果が出て痛みがなくなったので、エピドラルを使用してよかったなと大感謝です。
事前に麻酔の使用有無を決めなくて良いことも、マルタで出産してよかった点だと感じました。事前に相談したドクターやMidwifeたちはそれぞれのおすすめなど教えてくれましたが、事前に決める必要はないから、その時になってみて痛みの度合いで決めれば良いと言ってくれました。迷われることがあれば、出産前にドクターやMidwifeに相談してみると良いと思います。それぞれ副作用の可能性などもあるので、事前にメリットやデメリットの情報収集だけしておくと、実際の分娩の際にすぐに決断できるのでおすすめです。
産後の入院期間について
(入院1日目)産後の入院が開始
マルタでは産後の入院期間が日本よりも短くて36時間です。ただ、私は火曜日の午前中に出産したので、36時間後は水曜日の夜となり、夜には退院手続きができないそうで、木曜日の午前中退院になると言われました。
マルタでは新生児室というのはNICU(新生児集中治療室)以外にはないので、基本的には母子同室となります。私が滞在したのは2家族の相部屋で、部屋にシャワールームがついています。
部屋に移動して一睡もしていないので疲れ切っていますが、母乳をあげたり、色んなドクターやナースが順番にやってきて、休む間はありません。頭が回らず、ほぼ覚えていません。笑
16:00〜19:00はパートナー以外の家族も面会可能ということで、母が面会に来てくれました。日本では面会が短時間しできなかったり厳しいところが多いと聞いていましたが、こちらはその辺りは厳しくないようです。娘が産まれた当日に対面して、抱っこしてもらえて良かったです。
パートナーは病室の椅子で休むこともできますが、昨日から一睡もしていないので、母と一緒に一度帰宅してもらい、少し休んでから夜中に戻ってきてもらうことにしました。
娘は生まれてからほぼずっと母乳を飲みたがり、それ以外は大泣きでベッドでは全く寝れず、そこから早速眠れない日々が始まりました。ただ、私はランナーズハイ?のような状態で、意外と眠気も感じずにいました。出産の喜びと興奮で目が完全に冴えてしまっていたようです。とにかく、私たち家族にこの小さな大切な存在ができた記念すべき1日でした。
(入院2日目)
午前中は清掃等でパートナーも一度病院から出ないといけなかったので、朝7時頃に一度帰宅してもらいました。
午前8時頃にドクターの診察。出産直前にMater Deiで健診してもらった女性ドクターTatianaが来てくれました。私の出産後の状態は特に問題なし。その後、小児科医が娘の診察に来ました。こちらも特に問題なし。明日の退院前に体重測定など行うとのこと。
その後、Midwifeがやってきて、今日は新生児の身体の洗い方を教えるとのこと。マルタでは生後24時間は新生児の身体は洗わないそうで、この時点では娘はほぼ生まれたままの状態でした。パートナーが昼過ぎに戻ってきてくれたので、そのタイミングで教えてもらうことにしました。なお、新生児を洗う小さなベビーバスは持参するようにリストに入っていたので、ホスピタルバッグと一緒に持ってきていました。Midwifeがベビーバスの水とコットンで洗い方を見せてくれましたが、娘は終始大泣きでした。泣 今のところ水はあんまり好きじゃないのかなとMidwifeにも言われました。(生後1ヶ月位で突然大好きになりましたが!)

その後は、慣れない授乳が続き、娘はなかなか寝てくれず、落ち着く間もないまま時間が過ぎていきました。パートナーが見てくれている間にバスルームへ行ったり、サッと用事を済ませます。
彼は夜20時位まで滞在して、一度帰宅して休んでもらいました。そして、仮眠を取ったあと夜中3時頃に戻ってきてくれました。娘はほぼ寝てくれなかったので、彼が戻ってきてくれなかったら、一睡も出来なかったと思うので感謝です。お互い疲れがピークだけど、チームワークで一緒に頑張って乗り切った産後でした。
(入院3日目)
出産から36時間の入院なら昨日の夜までのはずでしたが、夜には退院できないとのことで、今日の午前中に退院する予定でした。朝ごはんはこんな感じ。日によってゆで卵などもう一品選ばせてくれる日とこのチーズだけのサンドイッチの日がありました。笑

今日も朝早くからTatianaドクターや小児科医、続々と問診へやってきました。今日は退院するにあたり、娘の状態をチェックする様々なテストが行われました。
・Jaundice(黄疸)検査
・血液検査
・聴覚検査
・甲状腺と腎機能検査
部屋も片付けて、退院の許可が出るのを待っていました。
すると、娘の血液検査の結果、Low Sodium(低ナトリウム)気味だと言われました。娘は大きかったので、母乳が出ていても、初乳だと量が足りずに数値が下がっているのではとのことでした。今日から母乳を上げた後に、追加のFormulaミルク25-30mlを3時間おきにあげて様子を見たいとのことでした。明日の午前中に再度数値を見て、問題なければ退院と言われました。退院する気満々だったところで、まさかの入院延長となりました。
荷物もまとめているし、着替えなど必要なものも足りないし少し動揺しましたが、よく考えたら病院にいて色々質問できた方が安心かもと思い直しました。
諦めて昼食。最初の夕食に比べると、内容が少し良くなりました。自分で持参した塩をふりかけるとある程度美味しいと感じられる程度に。

退院は延期になってしまったので、午後にパートナーと母に着替えなどを追加で持ってきてもらいました。彼はその後、夜中の2時まで一緒に滞在してくれました。この日はマルタ人のカップルが隣に入院していたのですが、夜中にYouTubeを見たりおしゃべりしていて、ようやく娘が寝そうと思ったら騒音で起こされ、結局この日も朝まで2時間くらいしか眠れず。泣
(入院4日目)
今日こそはいよいよ退院予定。また朝早くからTatianaドクターが来てくれ、私自身の状態は全く問題なしとのこと。あとは娘の血液検査次第。検査して結果が出るのにも時間がかかりそうなので、ゆっくり待つしかない。
この日は担当のMark先生もおめでとうと伝えに来てくれました。これまで色んなドクターにあたりましたが、皆んなTeam Mark?のドクターだったようです。
昨日とは違う小児科医が来て、娘の血液検査をしてくれました。赤ちゃんは血管が細く、採血はなかなか難しいようで、今日は両手とも採血ができずに、結局足先から採血となりました。グルコースモニターの時のような小さな針で足を刺して、垂れてきた血液を集める感じで、時間がかかりました。見てるこちらも辛かったですが、採血一つでこんなに難しいなんて、小児科医も大変だなと思いました。
その後、結果を待っている間に昼食。余談ですが、入院3日目位から?飛行機の機内食のように、メニューを選ばせてくれるようになり、最初に比べて明らかに食事の内容が良くなりました。もちろん塩は必須でしたが、最後の方は普通に美味しく頂けました。もしかすると、ここでは長く入院すればするほど、食事が充実したメニューになるのか?
ちなみに出産直後は、病院食に加えて母が差し入れしてくれたおにぎりやおかずをメインに食べていました。出産したら病院までお寿司をデリバリーしようなんて思っていたのですが、あるドクターから産後1ヶ月位はまだ生ものは避けた方が良いと言われて、念のためもう少し我慢することに。。ただ、実際には寝不足で疲れすぎていて、おにぎりなどシンプルな和食が一番有り難かったです。

さて、昼食後2時間くらいしてから、ようやく結果が出ました。Sodiumレベルは上がっているので、問題なしとのことでした。アジア人に多いと聞いていたので、黄疸の結果も気になっていましたが、黄疸は少しあるけど治療が必要なレベルではないので、午前中か夕方に自宅の窓際で5〜10分程度、日光を浴びさせると良いとのことでした。
午後3時過ぎになって、ようやく退院許可のレターが発給されました!思ったよりも長期滞在した病室を片付けて、パートナーと母と共に退院しました。
娘にとって初めての外の世界!私自身も丸5日間病院にいたので、すっかり忘れていましたが、外は暑い。。娘はカーシートが心地良いのか眠っていましたが、新しい世界、空気、温度、雑音で驚くことばかりだろうなと思いました。
出産から4日間で10時間位しか眠れていないので、私もそろそろ疲れがピークに来ていたけど、夜は退院祝いのディナーを用意してもらいました。
我が家へようこそ!これから家族で楽しく暮らして行こうね。
退院後の流れについて
(生後5日目)Breastfeeding Clinic(授乳クリニック)へ行く
今日はMater Dei病院にある、Breastfeeding Clinicへ行きました。娘は授乳してから行ったので、車の中でも病院でも眠ったままでした。Midwifeからは授乳するところを見たいから、次回からは授乳せずに連れてきてとのことでした。
体重は生後3日で10%位落ちるのが一般的なようで、娘も減っていましたが、出生体重まで100gくらいのところまで戻っていたので問題なしとのことでした。次の目標は出生体重に戻すことだから、この調子で授乳とフォーミュラミルクを続けてくださいとのこと。授乳の姿勢なども教えてもらい、改善すると少し授乳しやすくなった気がします。
ちなみに出産後に、「母乳はあげますか?ミルクのみですか?」と病院で質問されます。特にどちらを推奨されるということもなく、マルタでは母乳をあげるかどうかは自分で決めてというスタイルのようです。私は母乳がどれくらい出るかもわからないけど、とりあえずあげてみようという感じで授乳を始めて、体が大きいしよく飲む子だから母乳だけでは足りないと言われて、フォーミュラミルクを追加することになり、いわゆる混合育児ということになりました。
なお、フォーミュラミルクについては、最初の頃はMater Deiが使用していたAptamilといものを使用していました。

ただ、娘は泣き方が激しく、ガスが溜まっているのかお腹が痛そうにすることも多かったので、コリック(病気ではないのに、激しく泣き続ける)があるのではと言われ、途中でHiPPというミルクの種類に変えると少し落ち着いたような気がします。日本ではコリックはあまり知られていないようですが、ヨーロッパではコリック対応の哺乳瓶やコリック向けのシロップなども売っていて色々使用しました。赤ちゃんによってミルクも合う合わないがあると思いますが、参考までに載せておきます。

なお、参考までに、哺乳瓶は最終的にPhilips Avent Natural Responseを使用していました。普通の哺乳瓶でミルクを飲む勢いが早いと、空気を一緒に飲み込んでしまい、お腹が痛くなるそうです。なので、こちらのアンチコリック哺乳瓶は、中に弁があり、空気を飲み込みにくい設計となっているものです。他にも色々試しましたが、こちらが一番合っていたようで、二本目も購入して長期間使用しています。

小児科医に勧めてもらって最初の何3〜4ヶ月くらい使用していたシロップは、infacolというものです。お腹に溜まったガスを出しやすくしたり、コリックの痛みを軽減してくれます。

(生後6日目)Midwifeが自宅訪問
この日にMidwifeが訪問することはわかっていましたが、時間などは全く知らされていない状態でした。朝寝ている時に突然Midwifeから電話がかかってきて、今から5分後に訪問しますとのことでした。ほぼパジャマの寝起きの状態でしたが、もはや出産から疲れ切った姿のままなので気にする余裕もなし。笑
まずは私自身の産後の体調やメンタル面の問診があり、家庭の状況なども質問されました。傷口のチェックや子宮の位置の確認もしてくれました。パートナーも私も授乳や夜泣きで寝不足の疲れ切った状態だったので、色々わからないことを質問できて安心しました。
その後、娘の身体をチェックしてくれて、特に問題ないとのこと。臍の緒はあと1〜2日で取れそうとのことでした。(まさにその翌日に取れました!)次回は生後1ヶ月くらいに訪問してくれるそうです。(3回訪問するとのことでしたが、実際には2回でした。)
ホスピタルバッグについて
病院でもらった資料をもとに準備しました。(Mothercareのサイトから同じものをダウンロードできるようにもなっています。)妊娠後期の28週目位に入ってから少しずつ洋服や必要なものを買い始めましたが、本格的にカバンなどを準備し始めたのは、予定日の1ヶ月前を切ってからです。(本当は28週目位にいつでも病院に行けるように準備を完了させておくことを推奨されていますが。)
ただ、Mater Deiであれば、すぐ近くにWelbeeスーパーマーケットやPharmacyもあるので、最低限だけ揃えて、迷うものは買わなくてもよかったなと後から思いました。

これはまだ全部揃えられていませんが、予定日の1ヶ月前くらいに少しずつ荷物を準備し始めた時の写真です。洋服はとりあえず新生児用のサイズを購入していましたが、娘が思った以上に大きくて、いくつかは最初からサイズアウトしていました。。泣 特に洋服は出産してから買い足していくのが良いかと思います。


妊娠から出産までの記録まとめ
はじめての妊娠から海外での出産、新しい経験だらけだったので、非常に長くなってしまいましたが、ここまでお読みいただいた方、ありがとうございました。
妊娠中にはマルタで出会った出産経験者の方々にたくさんのアドバイスや情報をいただき、何もかもが未経験の私にとって大変有り難かったので、これから出産する方の参考になればとブログにまとめてみました。人生で何度もあることではない貴重な経験なので、半分は自分自身の記録のためでもありますが。
とにかく最初は出産する国自体も迷っていた状態でしたが、マルタで妊娠から出産することに決めたのは、個人的には正解だったと思います。ドクターやMidwifeは皆んな親切で一生懸命サポートしてくれて、安心して出産に挑むことができました。また、入院中の病院で驚いたのは、私も含めて妊婦の半分くらいがマルタ人ではなく外国人でした。周りに英語も全く話せない妊婦が何人かいたことも驚きました。例えば、日本で外国人が出産するとなると珍しいことだとは思うのですが、マルタ人の病院スタッフはこれが日常のように慣れているので、外国人だからといって特に何の違和感もなく出産することができたのもよかったです。
出生届の提出など手続きについては、別途まとめて更新したいと思います。

