【マルタ】交通機関・移動手段について「フェリーの乗り方」
観光時にも活躍!マルタで利用したい交通機関『フェリー』
目次
以前の記事では、マルタで最も一般的な交通手段であるバスと時間節約に便利で人気のタクシーについて、ご紹介させていただきました。
今回は、マルタに来たらぜひ利用してみたい交通機関の一つである「フェリー」について、ご紹介させていただきます。
マルタ内で主に利用されているのは、ヴァレッタと主要都市を結ぶ区間、さらにマルタ島とゴゾ島を結ぶ区間となります。
マルタ内の主要なフェリー
- ヴァレッタ ⇄ スリーマ
- ヴァレッタ ⇄ スリーシティーズ
- ヴァレッタ ⇄ ゴゾ島
- チェルケウア ⇄ ゴゾ島
他にも観光客向けに運行しているフェリー等もありますが、今回の記事では上記のフェリー区間の特徴や乗り方について書きたいと思います。
・ヴァレッタ ⇄ スリーマ区間
ヴァレッタの美しい景色を楽しみがら移動することができる、ヴァレッタ ⇄ スリーマ区間。
料金もバスの運賃と大きく変わらず、約10分程度で移動できるため、日常的に利用している人も多い区間です。
運行会社情報
Valleta Ferry Services
ウェブサイト:https://www.vallettaferryservices.com/
運行時刻 | 日中 | 夜間 | 日曜・祝日 |
夏季(6/1〜10/31) | 6:45〜19:30 | 19:30〜00:00 | 8:45〜00:00 |
冬季(11/1〜5/31) | 6:45〜19:30 | – | 8:45〜18:30 |
フェリーは上記の運行時刻内で、30分おきに運行されています。(詳しいスケジュールはこちら)
ピーク時は利用人数が多いため、スケジュールに関係なく満員になりしだい出航ということもあるので、なるべく余裕を持って乗り場に到着されることをおすすめします。
各フェリー乗り場にある料金所にて、事前にチケットを購入してから乗ります。
料金表 | 片道 | 往復 |
大人 | 2 ユーロ | 3.8 ユーロ |
小人(5-12歳) | 1 ユーロ | 1.5 ユーロ |
夜間(19:30〜) | 2.5 ユーロ | 4.2 ユーロ |
(2024年12月現在)
※料金は定期的に改定される可能性があるため、最新の料金はこちらでご確認ください。
※パーソナライズ Tallinja カードを持っている人は、フェリーも無料です。
なお、フェリーを乗る際に気をつけたいのが、悪天候の場合は欠航になる可能性があります。
大雨や強風でなくても、港内の水位が上昇して欠航なんてこともあり得ます。その場合は、フェリーのサイトに「Suspended」のようなお知らせが表示されますので、事前に確認してから乗り場へ向かうようにしましょう。
↑ヴァレッタ側のフェリー乗り場
↑スリーマ側のフェリー乗り場
・ヴァレッタ ⇄ スリーシティーズ区間
ヴァレッタ ⇄ スリーマ区間と同じフェリー会社が運行している別区間。こちらも、約10分程度で移動することが可能です。
ヴァレッタとスリーシティーズの間にある、グランドハーバー(Grand Harbour)の素晴らしい景色を眺めながら移動できるので、観光にもおすすめです。
運行会社情報
Valleta Ferry Services
ウェブサイト:https://www.vallettaferryservices.com/
運行時刻 | 日中 | 夜間 | 日曜・祝日 |
夏季(6/1〜10/31) | 6:30〜19:30 | 19:30〜00:00 | 9:00〜00:00 |
冬季(11/1〜5/31) | 6:30〜19:30 | – | 9:00〜18:15 |
フェリーは上記の運行時刻内で、約30分おきに運行されています。(詳しいスケジュールはこちら)
各フェリー乗り場に料金所があるので、事前にチケットを購入してから乗ります。
料金表 | 片道 | 往復 |
大人 | 2 ユーロ | 3.8 ユーロ |
小人(5-12歳) | 1 ユーロ | 1.5 ユーロ |
夜間(19:30〜) | 2.5 ユーロ | 4.2 ユーロ |
(2024年12月現在)
※料金は定期的に改定される可能性があるため、最新の料金はこちらでご確認ください。
※パーソナライズ Tallinja カードを持っている人は、フェリーも無料です。
注意点等は、ヴァレッタ ⇄ スリーマ区間と基本的に同じです。
悪天候の場合は欠航になる可能性があるので、事前にサイトを確認してから利用するようにしましょう。
↑ヴァレッタ側のフェリー乗り場
↑スリーシティーズ側のフェリー乗り場
・ヴァレッタ ⇄ ゴゾ島区間
ヴァレッタ(Valletta)からはゴゾ島へ向かう、高速フェリーも出航しており、約45分間で移動することができます。
こちらは、2021年6月1日に新たにサービスを開始したフェリーです。マルタ島とゴゾ島間をより早く移動できることを目的としたサービスとなるため、車両の伴うことはできません。
ヴァレッタ周辺に滞在される方にとっては、最北端のチェルケウア港まで行ってフェリーに乗る時間を節約できるため、とても便利になりました。(ヴァレッタ→チェルケウアまでは、車で約1時間・バスで約1時間半かかります。)
運行会社情報
Gozo Highspeed
ウェブサイト:https://www.gozohighspeed.com/
運行時刻 | 通年 | 5/1〜9/30:毎日 | 5/1〜9/30:金土のみ |
10/1〜4/30:金土のみ | |||
イムジャール発(ゴゾ) | 5:45発〜20:45発 | 22:15発 | 23:30発 |
ヴァレッタ発 | 6:45発〜20:45発 | 22:15発 | 00:30発 |
上記の運行時刻内で、約1時間おきに運行されていますが、詳細はスケジュールはこちらでご確認ください。
各乗り場の料金所でチケットを購入する場合の料金は以下となります。
料金表 | 片道 |
大人 | 7.5 ユーロ |
小人(4-10歳) | 3 ユーロ |
幼児(3歳以下) | 無料 |
(2024年12月現在)
なお、Gozo Highspeedでは、オンライン特別割引のチケットを往復 12ユーロで購入することもできます。
出発1時間前までの購入が可能ですので、予め予定が決まっている場合は、こちらで購入されるとお得に利用することができます。
※料金は定期的に改定される可能性があります。最新料金および住民の特別料金については、こちらでご確認ください。
↑ヴァレッタ側のフェリー乗り場
↑イムジャール側のフェリー乗り場
・チェルケウア ⇄ ゴゾ島区間
こちらは1979年に設立され、ゴゾ島とマルタ島を結ぶ重要な交通手段として長年親しまれています。
マルタの最北端にあるチェルケウア(Ċirkewwa)からゴゾ島のイムジャール(Mgarr)までを約25分間で移動することができます。
前述のGozo Highspeedとの大きな違いは、こちらは車両も運ぶことができる点です。レンタカーなどを利用されている場合は、チェルケウアからゴゾ島に車ごと移動することができます。
運行会社情報
Gozo Channel
ウェブサイト:https://www.gozochannel.com/
運行時刻:24時間運行
※詳細のスケジュールは、上記のサイト上でご覧ください。
料金表 | 往復 |
大人 | 4.65 ユーロ |
大人+車両 | 15.70 ユーロ |
小人(3-10歳) | 1.15 ユーロ |
※料金は定期的に改定される可能性があります。最新料金および住民の特別料金については、こちらでご確認ください。
チケットに関しては、ゴゾ島のフェリーターミナル側でのみ購入が可能です。そのため、マルタ島のチェルケウアからゴゾ島に移動する際は、チケットは購入手続きはせずにそのままフェリーに乗り、帰りに往復分の料金を支払うという形になっています。
利用者の負担を減らすために、シンプルな料金システムが導入されたそうです。少し変わったシステムで驚くかもしれませんが、ゴゾ島からマルタ島に戻らない人はいないと考えられているからでしょうか。笑
↑チェルケウア側のフェリー乗り場
↑イムジャール側のフェリー乗り場
交通機関フェリーについてのまとめ
今回の記事では、ヴァレッタと主要都市を結ぶ区間、さらにマルタ島とゴゾ島を結ぶ区間についてご紹介させていただきました。
マルタのフェリーは、比較的手頃な値段で効率的に移動できることはもちろん、美しい景色を楽しみながら移動できるというメリットもあると思います。
例えば、ヴァレッタ⇄スリーマ区間などは、バスも多数出ていてフェリーに乗らなくても便利なのですが、あえてフェリーに乗ることで交通渋滞に遭うこともなく、ゆったりとした気持ちで移動することができます。
海からでしか見れない景色を楽しめることも魅力の一つです。
観光としても素晴らしい体験ができるので、マルタに来たらぜひフェリーを利用してみてくださいね。
なお、どのフェリーも悪天候の場合は欠航となる可能性があります。事前に各フェリー会社のウェブサイトを確認してから利用するようにしましょう。