【マルタ】留学生の滞在方法について

いくつか留学に関する記事を書いたので、留学中の滞在方法についても書いておきたいと思います。

留学中の滞在方法には、大きく分けて3つあります。

留学生の滞在方法

  • ホームステイ
  • 学生寮
  • ホームシェア・アパート

どの方法を選ぶかによって、それぞれメリットとデメリットがあります

もちろん個人の好みにもよると思うので、それぞれの特徴を紹介させていただきます。

留学中の滞在方法を選ぶ参考にしていただけると幸いです。

留学と考えて一番に思い浮かぶのが、ホームステイではないでしょうか。

できるだけ現地の人と交流したい人には、最もお勧めの滞在方法です。

・ホームステイのメリット

  • 現地の人と英語を話す機会
  • 現地の文化を学ぶことができる
  • 食事付きで費用を抑えることができる

・ホームステイのデメリット

  • 学校までの距離が遠い場合がある
  • ホストファミリーとの相性が合わない時がある
  • 各家庭のルールに合わせる必要がある

ホストファミリーを選ぶメリットとしては、やはり英語を話す機会が圧倒的に増えることでしょう。

英語を使わざるを得ない状況に身を置くこと、また一緒に生活する中で、教科書ではあまり習わないような日常生活に必要な英語を身につけることができます。

留学先の文化について教えてもらったり、反対に日本のことを紹介したり、文化交流ができることもホームステイの醍醐味でしょう。

日本でも同じかと思いますが、ホストファミリーは街の中心部に住んでおらず、郊外の住宅街などに住んでいる場合が多いため、ある程度の通学時間を予想しておいた方が良いでしょう。

学校によってルールが異なるかもしれませんが、マルタでは通学時間が1時間以内の範囲で手配することが一般的かと思います。

また、ホストファミリーとの相性が合うかどうかを心配して迷われる方も多かったですが、これは実際に行ってみるまで分かりません。

語学学校でホストファミリーの手配をしていた時に興味深かったのが、日頃から評価の高い家庭でも相性が合わない人がいたり、反対にあまり評価が良くない家庭でも大満足の生徒さんもいました。

ホストファミリーも一般の家庭なので、ホテルのように完璧な滞在先を準備して、お世話してくれると期待しすぎると、満足度が下がるのかもしれません。

お互いの生活を尊重し合い、疑問や困っていることがあるとその都度相談するということを実施してみてください。

これは、帰国後にクレームとして連絡を頂いた内容が、現地で相談してもらったらすぐに改善の対応できたのになと残念に思う事があったからです。

ちなみに、私は個人的に異なる国で5回以上ホームステイをしたことがありますが、毎回ホストのおかげでその国のことがより深く知れたり、語学勉強のためにも良い経験となっています。

帰国後もホストと連絡を取り合い、日本に遊びに来て観光案内をしたり、「新たな家族」ができたような喜びがありました。

そのため、もし機会があればホームステイを経験されることをお勧めします!

もう一つ人気の滞在方法としては、学生寮があります。

学生寮のメリットとデメリットについても紹介させていただきます。

・学生寮のメリット

  • 他国の留学生と交流しやすい
  • 学校から距離が近い事が多い
  • WiFi環境、エアコンなど、設備が整っている

・学生寮のデメリット

  • ホームステイよりも費用が高め
  • 現地の人と交流する機会が少ない
  • 相部屋が多いので、ルームメイトとの相性が合わないことがある

まず学生寮の特徴としては、学校から距離が近い事が多いため、放課後のイベントやボランティアなどにも参加しやすく、他国の留学生とも交流しやすいという事でしょう。

ただ、他の留学生と相部屋になる事が一般的なので、ルームメイトとの相性が合わなかったり、生活リズムが合わないということもあります。

反対に積極的にコミュニケーションを取り交流することで、他国からの友人をたくさん作れる場所でもあります。

その他のメリットとしては、WiFi環境、エアコンなどの設備が充実している事です。

例えば、ヨーロッパは電気代が非常に高いため、ホームステイ先の中には夏でもエアコンは使えず、扇風機のみという滞在先もあります。

もちろん家庭によって事情が異なりますが、学生寮を選択することで、これらの心配はなくなります。

また、学生寮によっても異なりますが、キッチンがあり自炊ができるというところもあります。

自炊がしたいために、学生寮を選択するという留学生もいます。

もちろん設備が充実していること、街の中心部に位置することなどから、学生寮の方が追加費用がかかることが多いです。

留学中にどのような生活をしたいか、また予算に合うかなども含めて、学生寮にするかどうか検討してみてください。

その他の滞在方法として、学校によっても異なりますが、ホームシェアやアパートという選択肢があることがあります。

私が働いていた語学学校で取り扱っていたホームシェアとは、学生寮とホームステイの中間の位置付けでした。学校がアパートや一軒家を丸ごと借りる契約をしていて、留学生4〜10人程度で共同生活をするというものでした。

・ホームシェアのメリット

  • 学校から距離が近い事が多い
  • WiFi環境、エアコンなど、設備が整っている
  • 学生寮よりも費用が安い

・ホームシェアのデメリット

  • 食事付きでないため、自炊が必要
  • ルームメイトとの相性や生活リズムが合わないことがある
  • 現地の人と交流する機会が少ない

ホームシェアは滞在費用は抑えたいけど、学校の近くで生活したいという留学生に人気がありました。

WiFi環境やエアコンなどの設備が整っていることがポイントです。

ただ、放課後のイベントに参加することを目的に選択しているヨーロッパや南米の留学生とルームメイトに当たり、生活リズムの違いでしんどい思いをするという留学生もいました。

もちろん、通学時間をかけずに勉強に集中したいという留学生もいますので、これも実際にルームメイトに会ってみるまでわからない部分ではあります。

学生寮に滞在したいけど予算は抑えたいという人や、自炊など自立した生活がしたいという人は、ホームシェアも選択肢として検討されることをお勧めします。

今回は留学中の滞在方法、ホームステイ・学生寮・ホームシェアのそれぞれのメリットとデメリットについて紹介させていただきました。(筆者は語学学校で勤務していた際に、留学生の滞在先手配の担当もしていたので、ついたくさん書いてしまいました。)

結論としては、どの滞在方法が正解ということはありません。各滞在方法の特徴を見て、どのような留学生活が送りたいかによって検討していただければと思います。

アパートを自己手配したい方もいるかもしれないので、マルタのアパート手配に関しては、いずれ別の機会にご紹介させていただきます。

今回紹介した滞在方法は、語学学校によっても条件が異なることもあります。

また、希望の滞在方法があっても、空室状況によっては手配ができないという事があるでしょう。

特に長期留学を検討されている方や、夏のピーク時期(6月〜8月)に留学を検討している方は要注意です。

希望に合う留学生活を実現するためには、できれば留学の1年〜半年前に計画を開始して、空き状況の確認や手配の相談をされることをお勧めします。