【マルタ】穴場の観光地:Palazzo Parisioでアフタヌーンティー

今回は、観光客にはあまり知られていない、穴場の観光地をご紹介したいと思います。マルタに住んでいる日本人の方でも知らない方が多いのではないでしょうか?言わずと知れたPalazzo Parisioは私のお気に入りの場所でもあり、定期的に訪れています。

元々は、18世紀に建てられたバロック様式の宮殿で、その後19世紀後半にマルタの貴族、パリジオ家によって改装され、現在の華麗なスタイルになりました。金箔を使った美しい装飾や天井画など、豪華な内装からヴェルサイユ宮殿を思わされることから、「マルタのヴェルサイユ」と呼ばれるようになったそうです。現在も個人所有されているということに驚きます。

この宮殿は、イースターのイベントに関する記事でもご紹介させていただいたNaxxarという街にあります。

中心地のセント・ジュリアンからは、バスで約30分。タクシーで約10分の距離になります。

※バスの乗り方については、こちらの記事を参考にしてください。

※タクシーの乗り方については、こちらの記事を参考にしてください。

宮殿というだけあり内装が美しいのはもちろん、手入れの行き届いた庭園も魅力の一つです。

季節ごとにそれぞれの風景を楽しむことができて、まるで小さな植物園に訪れたような気持ちになります。

特にお天気の良い日は、食事やアフタヌーンティーをした後に、庭園を散歩するのがおすすめです。

以下の写真のように、室内で植物を鑑賞できるスペースもあります。

今回はお天気も良かったので、庭園のテラスでアフタヌーンティーをしました。

アフタヌーンティーのメニューは、定番通り、お皿の下から順番にサンドウィッチ、スコーン、ケーキ類でした。飲み物は、イングリッシュブレックファースト、アールグレイ、グリーンティーの中から選べるようになっていて、一人ずつポットで出てきます。

このアフタヌーンティーのセットは、2名で55ユーロでした。(2025年5月時点)

詳細と最新料金は、ホームページのメニューからご確認ください。

この日はお天気が良く気持ち良かったのですが、まだ春なのにさすがマルタで日差しが強く、ずっと外で座っていると少し暑いくらいでした。これから訪問する方は、お天気によっては日陰のテーブルを選ぶと良いかと思います。以前、真冬に行ったときはとても寒かったので、室内でアフタヌーンティーをしましたが、豪華な内装のお部屋で楽しめるので、それはそれで雰囲気があってよかったです。

今回訪れたのがイースターの時期だったので、この季節ならではの装飾も楽しむことができました。

イースターエッグやウサギの飾り付けがとっても可愛かったです。

庭園で楽しめる花や木も季節によって異なりますが、宮殿内の装飾も季節やイベントに応じて楽しめるので、また別の時期に定期的に訪れたくなります。

今回はアフタヌーンティーをするために訪れましたが、Palazzo Parisio内のLuna Restaurantでは、時間帯に合わせたメニューが用意されています。

朝食、ブランチ、ランチ、夕食と分かれていますが、メニューはこちらからご確認いただけます。

ブランチメニューは、セットメニューのみ・プロセッコ込みで49ユーロと少しお高めなので、前回私たちは11:30まで利用できる朝食メニューでブランチをしました。写真のイングリッシュブレックファーストとパンケーキを二人でシェアしました。

お天気が良い季節であれば、やはり庭園での食事を楽しむのが一番おすすめので、アフタヌーンティー以外でも朝食やランチで訪問されると良いでしょう。

食事の後に庭園や宮殿内をお散歩すると、地下室のようなところに辿り着いたり、ちょっとした観光気分も楽しめます。

なお、こちらのPalazzo Parisioでは、結婚式なども開催できるようになっています。日本からも海外ウェディングのため訪れる方もいらっしゃるようです。このような美しい宮殿で結婚式ができると、素晴らしい思い出になること間違いなしです。

食事はもちろん、さまざまな利用方法があり、観光気分も楽しめる場所ですので、ぜひ機会があれば訪れてみてくださいね。